それ 病 です

 

20代前半、病的な精神傾向の男性とおつきあいしていた経験があります。

 

病にもいろいろございますが

その「病」男性の特徴は

 

・異常な束縛

・度を越えた要求

・偏った価値観の押しつけ

・自意識過剰の穴埋め

・24時間体制で承認欲求炸裂

 

といったところが主でしたでしょうか。  

 

他の男性と接点を持つことは

許されませんでしたし

親がいる前で、電話口で

「愛している」と言わされたり

毎日、毎日、長電話で自分の夢や

理想の妄想話や、カラオケを聞かされ

いかに自分がモテるか

いかに自分が優れているか

自分が楽しいことだけ

を延々と聞かされ

時間、状況構わず、電話を取らされました。

 

それらを断ったり

電話に出ることができなければ

「浮気」を疑われ、人格否定をされ、ののしられ、暴力をふるわれ、

 

挙げ句

 

着る服

メイク

ヘアスタイル

外出有無にまで、オーダーが出ていました。

 

ちなみに、当時

私はそれらのオーダーを

「完璧に遂行」していました。

 

ですから、要求は

エスカレートし、最終的には

「仕事」にも影響がでました。

 

会社から与えられた

自分が頑張ってきた功績で

ハワイに行ける権利すら放棄したこともあります。

 

今の自分ならば

「そんなことになる前に、すぐ気がつきます」が

 

当時の自分には

「それが異常なこと」だとは

「認識ができなかった」ので

 

「おかしなことをしている自分」

に、気づいていたのに

「受け入れることができなかった」

のです。

 

理由は

「パートナーを失うのが恐かったから」

です。

 

これが「病」なのです。

 

「私自身が病気だった」ため

「正常な判断ができなかった」

のですね。

 

重症でしたので

およそ5年以上も

自分の人生の主導権を当時のパートナーに明け渡していました。

 

この「当時のパートナー」は

夢や理想や希望が、湯水のように湧く人で

常に「理想の自分」を語り夢みて生きていました。

 

役者を志している方でした。

 

とにかく

「妄想」が

すさまじかったです。

 

彼は、学生時代に付き合った女性に

「浮気=自分以外の男性とセックスされたこと」がトラウマとなり

「女性はすべて、そういうことをする」と決めつけていました。

 

しかし、

「そんなことはないはず」

「自分だけを愛してくれる女性がいるはず」と、本心では渇望し、探し求めていたのだと思います。

 

自分が気に入った女性は

どんな手段を使っても口説き落としていました。

 

しかし、手中に収まると

態度を豹変させ

傍若無人に振舞い

何人もの

「自分だけを愛し、どんなワガママも受け入れ、セックスする女性」を保有していました。

 

オーディションを受けている

映画に出たことがある

バイト先は有名なセレクトショップ

夢と希望満載の話

女性が堕ちるまで諦めない情熱さ

 

「それら」で

「好きになってくれる女性」が

「たくさんいた」ということでしょう。

 

彼は「自分自身でお金を稼ぐこと」が

「まったくできない男性」

でした。

 

彼は女性から

お金を借りたり

食事をつくらせたり

セックスのためだけに呼び出したり

 

彼のためにいつでも時間とからだを

自由に使わせていました。

 

つまり女性は皆

「お金目当て」ではなかったのです。

 

彼のもとにいた女性たちは

 

「彼の思想」

「彼の気持ち」

「彼の情熱」

「彼の夢」

「彼の容姿」

「彼のセックス」

 

いいかえれば

 

俳優志望で

オーディション経験や

映画の出演経験があり

有名な都内のセレクトショップで働いていて

夢と希望に満ち溢れ

セックスが好きで

女性が堕ちるまで諦めない情熱さをもつ

 

「自分を情熱的に求めてくれる彼というモノ」

 

が欲しかった

というだけなのですが

 

恐ろしいことに

本人にはその

「自覚がない」ため

 

「自分自身がその原因をつくりだしていること」には

「なかなか気付くことができない」のです。

 

 

最初は、いいのです。

 

「好きだから」

 

という

「たったひとつの理由」だけで

 

それだけで

すべては許されてしまいますから

パートナーのオーダーが

自分の願いに

「すり変わる」ので

現実的には

彼の願い通りにオーダーが叶えられていきます。

 

なぜなら女性はみな

「大好きな彼の望む女性になりたい」

わけですから

 

「自分だけは、彼の本音を理解している」 

 

「どんなワガママでも、彼のありのままを受け入れる」

 

「いつかは、私だけのパートナーになってくれる」

 

ことが

 

自分にとって

「オンナのしあわせ」だと思っているため

「勘違い」に気づけないのです。

 

彼を受け入れ、理解できるのは自分だけ。という

「理想」

 

彼はきっと最後には自分を選んでくれるはず。という

「妄想」

 

思い違いは

エスカレートします。

 

実際、彼にとりますと

心と身体を意のままにしていた女性は

私を含めて7名いました。

 

しかも、同時進行で。です。

 

1度に複数のおつきあいをする人には必ず

「不足感」がついてまわっています。

 

しかし、それを自覚しているケースは、少ないのです。

 

付き合っている人がいるのに

別の人が気になる。

 

今の人とは別れずに、気になった人にも関係を求める。

 

きちんと「終わりにしてから」であれば何の問題もないのに

「終わりにせずに同時に継続をする」

 

要するに、そういう人は

「ずるい人」なのです。

 

ずるい人を許すと、自分がずるい人になります。

 

病的な人は、同じように病的な人を

「引き寄せ」ます。

 

自分が病であることに

気付くことがなければ、ずっと

「同じことを、別の相手で繰り返すだけ」です。

 

同じ轍にはまり

同じ場所をぐるぐるまわりつづけるだけです。

 

私は「そこ」に気づいてしまったので、自分に嘘がつけなくなり、自分から離れました。

 

彼は、10年ほどして

故郷にかえり、結婚したと聞きました。

 

その相手は、私がおつきあいしている当時、同時進行で

7股をかけていた中の女性の

お一人だそうでした。

 

暫く、お子さんが出来なかったそうですが、やっと授かったとか。

 

不思議なもので、聞いてもいなくとも

「風の噂」はめぐってくるものなのですね。

 

このパートナーのおかげで

男性は私の中で

大変なトラウマになりましたが

とてもしあわせな瞬間もいただきました。

 

不幸もしあわせも

どちらもおなじだけいただきました。

 

彼は、恐らく

「心から信頼できるパートナーと家族」が欲しかったのだと思います。

 

 

彼が選んだパートナーは

故郷で看護婦をしていたそうで

ホスピタリティとしても

24時間完全に彼の要求をキャッチでき

彼が稼がずとも、生活には困りません。

 

恐らく

彼のしていたことは知らずに

いらっしゃるのだろうと思います。

 

しかし、こちら側からは

「すべて見えていました」

 

ですから、最後には

こちら側にいたすべての女性が彼の元からいなくなった」のです。

 

彼は本性を出しててにいれたすべての女性から

「すてられた」のです。

 

そして

「何も知らない女性」に

「自分のみてほしい自分だけ」を見せて生きることを選んだのだろうなと感じています。

 

 

事実を知ること

事実を知らないこと

 

どちらがしあわせかは

その人によりますが

 

自分の病は、自分でしか治すことができません。

 

中身がないと、簡単に

「自分を乗っ取られます」

 

お気をつけて

どうか、毎日を

健やかにお過ごし下さいませ。